2011年5月26日木曜日

浜石岳(707.1m)

2011/01/26(水): 浜石岳(707.1m) w/ F氏、H氏

日本の大動脈の東海道は、静岡付近で非常に狭いところを通っているのをご存知でしょうか?台風シーズンには由比PA付近で東名高速に波がかぶって下り車線が通行止めになることもしばしばです。特にこの由比付近は海側に断崖がせり出しており、東名高速、新幹線は海中に打ち込んだコンクリートパイルに支えられた高架です。さらに、国道1号線、JR東海道線がひしめく日本の大動脈、いや日本の「頸動脈」状態で、非常に脆弱な状況と言わざるを得ません。原子力発電所の脆弱性が話題になっている今日この頃ですが、日本の東西をつなぐこの「頸動脈」にも対策の目が届いてほしいと思うのは私だけとはおもえないのですが。

さて、旧東海道はこの由比付近では断崖の上を通る細い旧道の町並みが残っており、「薩埵(さった)峠」は旧東海道でも指折りの難所とされていました。


次は、現在の薩埵峠から見た富士山です。

この写真も薩埵峠からのショットと思われます。薩埵峠には車で入れますし駐車場もありますので一度カメラを片手に出かけてはいかがでしょう。
この薩埵峠の北に浜石岳707.1mがありますが、晴れた日ならば、目の前に富士山が迫ってくるのがこの山の醍醐味なのです。過去何度もこの山から富士山を見ようとチャレンジしてきましたが、なかなか富士山は顔を見せてくれることなく、実に残念な結果が続いておりました。言うまでもなく空気の澄んだ冬のシーズンが狙い目なのですが、なかなか「日本晴れ」というのは望んでも簡単には手に入らないものですが、この日は直前にえいっ!と決め、ようやく日の目を見ました。
F氏、H氏同行。

この浜石岳のアプローチは、主なものではJR由比駅から旧東海道を南下し薩埵峠を経て由比町境界沿いに浜石岳を目指すルートか、あるいはJR由比駅からやや北上し「由比西山寺」経由「静清庵青少年野外活動センター」を経て頂上を目指すルートがあります。今回は薩埵峠を避け簡単な西山寺ルートとしました。このルートはミカン用の農道がずっと続いており、ほぼ頂上の直下まで車で入ることが出来るので、頂上には家族ハイキングの人たちもたまにはいます。この日JR由比駅前で出会った山 (Old?) ガール御一行様は、タクシー乗り場からご出発です。下山するときにもすれ違いましたが、前述の野外活動センターまで「お迎えタクシー」を2台連ねて下山して行かれました。おば様たちは重たそうな望遠を付けた高級一眼レフを携行されてました。わかるのかしらん?!

途中で撮影した富士ですが、すでに北からの湿った空気が富士山頂に当たり始めています。午後になれば曇りがちになることは想像に難くないので足が速まります。


予想通り山頂に着いた時には山頂に雲がかかってしまいました。出張で頻繁に新幹線で東海道を往復していた時には、いつでも富士山が見えるような気がしてたのですが、いざ自分でカメラに収めようとすると、完全な富士山の写真をおさえるのはそう簡単ではないことを知らされました。今できることは今やらないと!
下山してから由比漁港直売所に向かいました。ここは桜エビのシーズンには生の桜エビがおいてありそのままわさび醤油で食べるとうまい!但し、この日はシーズン前で桜エビは残念ながら生は無理で冷凍でした。春漁が3月末から6月上旬、秋漁が10月末から12月末と漁の期間は決まっているようです。
  http://www.jf-net.ne.jp/soyuikougyokyo/p_tyokubai.html

さて、今回のログです。総行程:6時間(登り3時間、下り2.5時間) 
* 地図はクリックすると大きくなります。右クリックで「対象をファイルに保存」でコピーできます。


いつもながら、標高が1,000m未満の山歩きですが、この浜石岳もそうですがアプローチがほぼ海抜0mからの登りですのでほぼ700mを登りきることになります。ほとんどが舗装された農林道を歩くのであまり好まない人もいますが、目前に富士が望める絶景ポイントはやはり魅力です。

 8:56 JR由比駅下車
 9:06 駅前出発
 9:25 コンビニにて昼食調達
11:00 野外センター分岐(登山道登り)
12:00 浜石岳山頂
12:30 下山開始
12:40 野外センターへの分岐(林道を下る)
13:00 野外センター通過
14:45 漁港直売所着
15:00 JR由比駅着
ご参考までにGPSデータからの高度データです。

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