2011年5月16日月曜日

各データロガーに関する考察

各データロガーに関する考察

考察1)
山でのGPSは時々衛星捕捉エラーを起こすのですが、特に南側が山カゲ、ガケ等でさえぎられると捕捉できないことが多く、データが飛んでしまいます。GPS衛星の軌道スカイプロットを見てみますと、北側の仰角の低位置に衛星がなく、南側が遮られるとエラーが多いのは理解できます。これを解決するのが国産GPS衛星「みちびき」の運用が待たれます。
  http://www.enavi.jp/gps_ani.html

考察2)
次にGPSで測定した「高度データ」の正確性についてです。SUUNTO X6の気圧型の高時計のログと比較すると明らかにGPS高度データログの精度に疑いを持たざるを得ません。どうもGPSでの高度データの測位アルゴリズムに何か問題がありそうな気がします。単純にマルチパスだけの問題ではないような気がするのですがーーー。数mの誤差ではないように思います。

考察3)
同じく水平座標の精度ですが、マルチパス等の影響は十分理解できますが、道路を歩いた実測で見ますと、数mの誤差が認められますし、所々でビル・建物・構築物、地形等の影響によるマルチパス等の影響が頻繁に見られます。カーナビのように、道路以外は走らない、海上・湖上などの禁則条件、車軸の回転データ等をパラメータとして採用可能なアルゴリズムと違い、レアデータでは結構バラツキがでるようです。このような誤差を認めたうえで使用することにしましょう。

余談)最近ゴルフ専用のGPSが見られるようになりましたが、ゴルフのプレーを補助可能な程の精度があるのかは疑問でなりません。私の友人使っており、ピンまでの距離をさかんに測定してますが軍事用ならともかく、民生用で数ヤードの精度が出るものでしょうか?

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