以前のブログにも書きましたが、私は「愛知県民の森」をよく歩いております。何度も俳諧しているうちに、徐々にここの全貌が見えてきました。加えて、公園内に設置してある案内図、管理事務棟で配布しているガイドマップなどの情報収集が充実し、この「愛知県民の森」の外周尾根を踏破することを今年の目標のひとつにしてきました。実は、これまでも何度か途中ギブアップしてきたのですが、その大きな理由は「時間」です。外周踏破となると約7~8時間を要することになるので、季節によっては日没が迫り、タイムアップとなることが何度かありました。山の夕暮れは早いし、特に一人で山に入っている時には、午後の日が陰る頃は結構心細いものです。今回は春先の早朝から動き始めようと計画しておりましたが、いざ決行となると、なかなか天候に恵まれません。何度かのパスしたあと、晴天とは行きませんが、この日にようやく決行することにしました。
同行はF氏。彼はLegoとPIC (Peripheral Interface Controller;マイコンです)で動く”Lego & PICおもちゃ”(失礼)を開発している趣味人ですが、自分で開発したクリックメトロノームを使い、自宅階段をトレーニングルームとして自身のフィジカルをパワーアップして今回の「愛知県民の森外周尾根踏破」に合流。
朝が早いといつもは約1.5時間弱を要する道のりも、ほぼ1時間強で到着できました。R257~R151 to North は朝夕そこそこ混むのです。特に今頃は第二東名の工事関係車両で田舎道といえどもそれなりに混みます。
愛知県民の森の駐車場に到着後すぐにキャンプ場を横切り、南斜面へとアタック。すぐに「不動の滝展望台」に到着。朝早い時点での新緑の眺望はなかなか得難いものがありますし、新芽のにおいも心地良い。その後、南尾根展望台、北尾根分岐の744mポイントには10:30前には到着。順調。
急傾斜の北尾根展望台についたころから雲があやしくなり、ちょうど北尾根から東尾根に入るころにポツポツと雨が落ちてきました。このまま雨が続くようならば東尾根の途中から下山しようと決断したのですが、東尾根展望台につくころには何とか持ち直してくれました。東尾根展望台を過ぎたあたりから、そこそこ疲れがたまり足取りが重くなります。5時間以上歩き通しなので無理もありませんが、F氏の方は「メトロノームトレーニング」の効果が著しいようで、軽い足取りで登ってました。
この東尾根はシャクナゲ尾根にはいるまで、結構な岩場の連続で高所恐怖症の人にはお勧め出来ません。
結果、ほぼ7.5時間の行程でした。水平移動距離は、GPSデータから12.32Km。
結構疲れましたが、3時には何とか戻れたので、モリトピアの「立ち寄り湯」に入って汗を流しスッキリとして帰路につくことができました。この「立ち寄り湯」は11:00~15:30までで、受付を15:00迄ということになってます。因みに¥400でした。(温泉ではありません)
6:30 自宅発
7:30 県民の森駐車場着 さすがにこの時間だと早い
7:35 同 出発
7:55 不動滝上展望台
8:30 南尾根展望台
10:40 北尾根分岐 (744mポイント)
11:30 北尾根展望台
12:40 東尾根展望台
15:00 県民の森駐車場着
尾根歩きですので、SUUNTOの高度ログからもわかるようにとにかく大小さまざまなピークを越えていきます。登り一方の通常の山登りなら一体どのくらい登ったことになるんだろう?とF氏から疑問が出ました。GPSデータのログがあるので、高度データの差分をとりその合計を出してみました。
累積登坂高度:2,303m
累積下降高度:2,262m
差が41mありますが、これは累積誤差と思われます。もともとGPSデータの垂直高度には何かしら弱点がありそうで、精度としてはまあこのくらいでしょう。何せ民間に開放されたフィルタがかかったシステムですので、軍用精度には遠く及ばないと想像できます。
感覚的には2,262m登ったということでは無いようで、すべてのデータの積算だけでは実体とは違うような気がします。1m/毎秒のような細かいアップダウンが100mの間に続いたとするとアップだけのデータからは100m登ったことになってしまいます。10秒以上連続して登りが続くとか、10m以上の登りとかの実体に即した積算が必要なのか?とはF氏の見解です。
最後に歩数計のデータです。
山歩きだけで25,000歩。よく歩いた!
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