2011年7月30日土曜日

竜ヶ石山(359.1m)竜ヶ岩洞~奥山

2011729日(金)奥山半僧坊までの尾根歩き

前回78日に只木~富幕山~尉ケ峰の計画を途中で断念して奥山に降りて以来、暑い中のトレッキングをやや躊躇していたのですが、F氏からの誘いで「軽め」の尾根歩きをトライしてきました。数日前に雨が降ったこともあり、竜ヶ石山への林道アプローチはさほど暑くなく時より涼風を感じつつ、気分良く歩くことが出来ました。今回はトレーニングの意味もあったので、水を3リットル(真水1、お茶1、かなり薄めた赤シソジュース1リットル)これだけですでに3Kgです。Tシャツの軽装の肩には一寸重かったかもしれません。これでいつものように自宅から歩き始めました。

竜ヶ石山の山頂からの眺めもなかなか素晴らしいもので、西には浜名湖、東には浜松市街、アクトタワーがはっきり見えます。ちょっとパノラマ写真をやってみましたがどうでしょうね?

この竜ヶ石山は標高が359.1mなのですが、サンゴクイチ(三国一)と語呂合わせで平和を願う鐘が有志の手で設置されています。また、ここはハングライダー場になっていて、そのため風見の鉄塔なども設置されてますが、これはちょっと無粋かな。


以前にも紹介しましたが、竜ヶ石山から奥山に抜ける尾根道はあまり通る人もなく時に今時は夏草が生えてなかなか歩くのに苦労します。更に「クモの巣」との戦いで、時々先頭を入れ替わりながら木の枝を振り回し「クモの巣」を払いながらの「藪こぎ」ルートです。色んな人が、赤テープ・リボンを目印に付けてくれてありますが、これも所々なので道を失いがちになります。私たちはこれで3度目だと思うのですが、それでも一人歩きはやめた方が良いと思います。それと、夏草はとげがあるものも結構あるので、それらを刈る簡単な「山刀」のようなものも必要です。小さなナイフでは一寸無理です。
背山(うしろやま)峠付近もこんな感じで夏草に覆われています。これを数十メートル進めば背山集落の奥山往還道に出るのですが、今回はここの藪こぎはやめることにします。



  この背山峠を過ぎてしばらく尾根道を進んだあたりに253.4mの三等三角点があります。ただ最近の測量システムの変化に伴い扱われ方も寂しくこんな状態です。



以下の写真は最後の尾根を降りて、尾沢集落への最後の出口付近ですが、この通りの夏草です。ここを過ぎで奥山方広寺の門前を過ぎて、ようなくキジ亭で一息つけました。


07:20 自宅出発
08:41 霊園前バス停 (ここまで徒歩1時間20分)
08:53 乗車
09:15 竜ヶ岩洞入口下車
10:14 竜ヶ石山山頂
10:23 下山開始
11:00 背山峠
12:11 キジ亭到着
14:02 奥山バス停発
14:32 霊園前下車
16:28 自宅到着(ここまで徒歩1時間56分)


尾根を歩いている様子は、カシミール地図の25,000分の1の地図の方が分りやすいかもしれませんね。




帰りは三方原霊園前のバス停で下車し、いつものように徒歩で帰路につきましたが、結構疲労を感じました。途中でミニストップに寄りソフトクリームを食べたり、木陰で一寸休んだり、道を間違えたり‐‐‐‐これは別かぁ、いつもは1時間少々で帰宅するのに、2時間近くかかってしまいました。やはり減量のせいでやや体力が落ちているようです。約1時間、ほぼ5~6Km程のスロージョギングを連日こなしているのですが、食事制限(笑)が効いているのか?竜ヶ石山程度で喘いでいるようでは何のためのトレーニングなのかと反省です。

2011年7月13日水曜日

富幕山(563.2m) 只木集落~富幕山~奥山

201178日(金)富幕山(563.2m)只木集落~富幕山~奥山 熱中症との戦い

なんだか無茶苦茶疲れました。一夜明けても疲れがとれない。
この計画は昨年10月にやった「尉ケ峰~富幕山 Door to doorツアー」の「第二弾」として三ケ日町只木集落から登り、富幕山~風越峠~尉ケ峰~気賀の国民宿舎に至るコースを走破する予定でした。「でした。」つまり完走していないということです。

前日から夜半にかけ西から東海地方では、梅雨の終わりを思わせる結構な雨が降り、明け方には上がるという予報でした。朝天候を見て暑くなりそうだとの判断、水を3.5Lを持って自宅を出発。「Door to door」がテーマですから、当然自宅から徒歩で遠州鉄道小松駅に向かいます。帰りは後述しますが、思いがけず天竜浜名湖線、遠州鉄道のルートではなくバスで金指街道沿いの「百里園前」からの帰路です。


右側の写真が天竜浜名湖線の1両のみのディーゼルカーです。同線の西鹿島駅ホームの隣は遠州鉄道通称赤電が待機中。(左側)


この天竜浜名湖線の駅はほとんどが無人駅ですが、一部レストラン等への業務の委託が行われているようで遠州一宮駅は「蕎麦屋」さんです。かなりレトロな感じで、昭和というより大正かもしれません。写真は三ケ日駅です。(ここは時間内有人駅です)


三ケ日から只木集落に向かう途中に「摩訶耶寺(まかやじ)」がありますが、その歴史は平安時代にさかのぼるようです。この近くには「浜名湖湖北五山」と称する平安時代から江戸時代につながる重要文化財の「初山宝林寺」、「龍潭寺」、「大本山方広寺」、「摩訶耶寺」、「大福寺」があります。これらの各寺院、南北朝時代の奥浜名湖の状況などについてはいずれ改めて取り上げて行きたいと思います。また、この三ケ日只木集落は「三ケ日原人」が発見発掘されたところで、今でこそひなびた山里と言った趣ですが、かなり古くから開けた要所であったことがうかがい知れます。


その一方で、2012年度に静岡県域(御殿場JC~三ケ日JC)の部分開通が予定されている第二東名高速道路の工事がこの集落付近で着々と行われており登山路からも作業の様子が良く見えます。

雨上がりの梅雨明け猛暑の中、只木からの登坂は発汗との戦い。ほとんどサウナ状態の高温
過飽和水蒸気の雰囲気の中、汗がとめどもなく流れます。愛知県の岩が多い地層とは異なり、ここ遠州地方の山々の多くは元々古い地層らしく、粘土質の堆積岩でもろく崩れた状態の山道が多いのです。富幕特に只木ルートの道はほとんど砕石状態で、未明までの雨水を含み濡れて滑ります。足元は歩きにくきことおびただし。更に、この只木ルートは沢沿いなので湿気でメガネが曇る程、とにかくサウナ状態です。この登山道にはこれら沢から上がってきた「沢ガニ」がゾロゾロと出てきます。踏みつぶさないようにこれも慎重に。


幡教寺遺跡付近にある東屋で一息入れて、シャツ、タオルなどを少しでも乾かす努力をしてみましたが無駄だったかも。なお、この幡教寺遺跡は前述の真言宗大福寺の前身で875年の清和天皇の時代の建立され300年以上存在したと言われていますが、ほとんどそれらしきものは見ることができません。国土地理院の地図には397mポイントとして記載されています。


あまりの発汗のせいか、富幕山頂に立った時にはほとんど食欲がありません。でもこのままでは体力が持たないのでとにかく持参のコンビニソバを食べることにしました。水は3.5L持っていったのですが、ここまでですでに1.5L消費。シャツ、パンツ、帽子、タオルは絞れるほどです。この富幕山の山頂には遠くから見てもよく見える2つのアンテナ塔があります。山頂近くがNTT無線中継所(左側)、一寸下がったところにあるのは中部電力無線中継所(右側)です。ここには一等三角点本点があります。一等にも補点と本点があるようですが、詳しくは「三角点」のページで。
 


結局、風越峠から尉ケ峰に向け一寸登ったところで、ついに断念。一般道で少々距離はあるものの平坦な道路なのでとにかく奥山に出ることを決断。約7Kmの炎天下の県道68号線でとにかく奥山まで。キジ亭で一息ついたものの、あまりの汗まみれで、奥山バス停近くの公衆トイレ前のベンチで予備の着替えをしてバスにて帰路につきました。
教訓!只木ルートは雨上がり直後は避けるべきです。



  6:45 自宅発 途中15分程「すき屋」で朝食、5分程コンビニ
 7:35 小松駅
 7:44 小松駅発
 7:57 西鹿島駅着 (小松~西鹿島 ¥230
 8:10 西鹿島駅発 天竜浜名湖線
 8:58 三ケ日駅着 (西鹿島~三ケ日 ¥660
 9:00 三ケ日駅出発
 9:22 三ケ日バス停前発
10:10 只木集落センター前
10:30 富幕山只木コース入口
11:28 幡教寺跡東屋到着
11:50 同出発
12:17 富幕山山頂着
12:37 同出発
13:26 風越峠着
13:41 風越峠~奥山に向け一般道下山開始
14:55 奥山キジ亭着
16:10 奥山バス停発
16:40 百里園バス停着 (奥山~百里園 ¥520
17:40 徒歩自宅着


2011年7月10日日曜日

西気賀~尉ケ峰(433m)

201172日(土) 西気賀~尉ケ峰(433m

例によってF氏、M氏、H氏の4人で出かけました。何せ梅雨の中休みの炎天下ですのでやや自重し、手軽な尉ケ峰を目指しました。いつもは天竜浜名湖線「浜名湖佐久米駅」からスタートするのですが、いつもと同じではつまらん!とのM氏の提案により「西気賀駅」からのアプローチとなりました。実際には浜松駅発8:30(土・日祝ダイヤ)西気賀8:57の遠州鉄道バス40系統「気賀・三ケ日行」を利用しました。私は、浜北区在住なのでこのバスに合流するために自宅から徒歩で約90分強(ほぼ1万歩)の行程追加で途中のバス停(今回は湖東東バス停)で合流です。

この行程で約1万歩です。


天竜浜名湖線「西気賀駅」のやや東、西気賀小学校前からスタートです。ここは旧姫街道(現在の姫街道とは違い「姫街道古道」)と一部接しています。この「姫街道古道」の旅は以前歩いたことがあるのですが、これはまた別途報告することにしましょう。このルートは案内板がずいぶんあるにはあるのですがほとんど意味をなしておりません。残念!

この西気賀からのルートは一般道に合流しすぐ西に向かい引佐峠を目指すのが姫街道古道ルートなのですが、今回選んだコースはそのまま北西の尾根から回り込むルートです。どうやらあまり歩く人がいないらしく、夏草が生い茂り山刀が欲しい程のルートでした。因みに同行のF氏は半ズボンだったのですが、途中ルートを失いた時に藪こぎを強いられ、後日毛虫か何かの毒虫に反応して痒みに襲われたようです。



いつもながら、炎天下とはいえ林の木々に囲まれて遠く浜名湖を見つつ風に吹かれていると暫し至福の時です。


288mポイントの先でいつもの見慣れた引佐峠からのルートと合流です。この日は気流が良いのか、尉ケ峰の山頂に到着したころハングライダーが多数飛んでました。この尉ケ峰のほぼ真西の417.3mポイントがハングライダー場になっていて休日の風の良い日には大勢のハングライダーが集まるようです。竜ヶ石山もなかなか良いハングライダー場のようです。


気賀の国民宿舎方向への下山途中に432.9mの三等三角点はありますが、肝心な尉ケ峰の頂上には三角点がありません。国土地理院の地図には山頂近傍に「433」の記述があります。私はこの433mを採用していいと思うのですが、山頂には2種類のグループが設置した「434m」「423.9m」の表示があります。どちらを信じていいのでしょう?

夕陽台と呼ばれるテーブルとベンチのあるところ(N 34°49’ 23.80”E 137°38’ 11.19”)でM氏持参の1) YCM製の高度計と2) SUUNTO X6 3) GPSロガーでの高度表示の比較をしてみました。1) 220m, 2) 263m, 3) 248m1), 2) は気圧補正型ですので、最初のキャリブレーションを同時にやってないのであまり意味はないのですが、まあ参考までということでご理解下さい。


この後「おもかる地蔵」を経て、国民宿舎へ。ここの立寄り湯(\500)で汗を流しお疲れ様でした。

 7:18 自宅発
 8:57 湖東東バス停 ここまで1時間半強ほぼ1万歩。
 9:12 同バス停発 (8:30 浜松駅発)
 9:27 西気賀バス停着
11:00 引佐峠からの道に合流
11:05 東屋着
11:25 東屋発
11:44 尉ケ峰山頂着
12:39 同山頂発
12:46 432.9m 三等三角点通過
14:03 奥浜名自然休養林の道路出会
14:21 おもかる地蔵
12:25 国民宿舎着
16:00 国民宿舎前バス停発
17:00 浜松駅着
17:35 とりむら着
19:37 第一通り駅発
19:57 西ヶ崎駅着

バス停まで1万歩で山歩き&その他で合計3万歩でした。