2011年5月16日月曜日

滝清水から奥山半僧坊へ

2011年3月31日(木)滝清水から奥山半僧坊へ

昨年秋10月にトライした「竜ヶ石山から奥山半僧坊へ」のルートの成功に気を良くし、今回は浜松市北区引佐町井伊谷地区の滝清水側から竜ヶ岩山を尾根伝いに目指し奥山半僧坊に降りるルートをトライしてみました。遠州鉄道44系統「渋川行」に乗り、伊平のひとつ手前の「滝清水」下車し、すぐに登り始めます。写真1を参照。

竜ヶ石山まで尾根をまっすぐに登っていくルートでかなりの傾斜になります。不覚にも登り始めてすぐに右足首を軽くひねってしまいやや違和感を感じつつも何とか踏破しました。

例によって、自宅からバス停の往復で3時間を歩けたのでそうひどくはないのですが、足首の側靭帯が伸びているのか、癖になるのが気になります。

9:55 滝清水バス停前発
11:10 竜ヶ石山山頂
12:30 奥山駐在所通過
12:50 キジ亭着
15:01 奥山バス停発
15:30 三方原霊園前下車
16:50 自宅着

例によってSUNNTOによる高度ログデータです。

竜ヶ石山から奥山半僧坊へ

2010年10月16日(土)竜ヶ石山から奥山半僧坊へ

静岡県浜松市北区引佐町の鍾乳洞「竜ヶ岩洞」は2億5千年前の秩父古生層と呼ばれる石灰岩の山「竜ヶ石山」のふもとにあります。山と洞窟の名前の表記法が微妙に違うことに要注意です。
この竜ヶ石山によって隔てられていた、引佐町井伊谷伊平から遠州地方の名刹臨済宗方広寺(別名:奥山半僧坊)抜けるルートを探しておりました。このルートは1901年(明治34年10月)に開発されたようですが、地図上ではルートが数カ所あるように見えるのですが、以前トライしたものの夏草に阻まれ断念した経緯があります。今回事前に仲間がバイクによる詳細な事前調査の結果再度挑戦してみました。今回は伊平からではなく竜ヶ岩洞から奥山半僧坊に至るルートです。

9:16 竜ヶ岩洞バス停
10:15 竜ヶ石山山頂
11:20 背山(うしろやま)峠  「以下の地図上でちょうど中央部分」
12:10 奥山到着

次に、SUNNTOによる時間対高度のログデータです。

さらに、万歩計のデータです。

事実上3時間弱の短いルートファインディングでしたが、前回見つけられなかった背山峠をクリア出来たので良し!としましょう。次回は、伊平側の滝清水地区からの竜ヶ石山の尾根ルートをクリアする予定です。

補足1)
SUUNTO&万歩計のデータからわかるように、実はバス路線から自宅が結構離れてます。従って、バス停まで1時間半ほどのウォームアップと帰りも自宅まで同距離のクールダウンのプロセスがあり3万歩越えのウォーキングになってしまいました。

補足2)
この地図は、カシミール3D地図に10秒毎のメッシュに緯度経度を入れたものを事前に準備しウォーキング中に位置をチェックしています。前述のデータロガーはカーナビとは違いリアルタイムでは
緯度経度のデータしか示してくれませんのでどうしてもこのような地図を自前で準備する必要があります、この詳細についてはまた別途報告することにしましょう。
http://www.kashmir3d.com/

追加情報)
その後いろんな方面からの情報で、こういう活動をされている方々がいらっしゃるようです。ルートの整備とか登山道の整備など御苦労頂いているようで、この場を借りて感謝申し上げます。

各データロガーに関する考察

各データロガーに関する考察

考察1)
山でのGPSは時々衛星捕捉エラーを起こすのですが、特に南側が山カゲ、ガケ等でさえぎられると捕捉できないことが多く、データが飛んでしまいます。GPS衛星の軌道スカイプロットを見てみますと、北側の仰角の低位置に衛星がなく、南側が遮られるとエラーが多いのは理解できます。これを解決するのが国産GPS衛星「みちびき」の運用が待たれます。
  http://www.enavi.jp/gps_ani.html

考察2)
次にGPSで測定した「高度データ」の正確性についてです。SUUNTO X6の気圧型の高時計のログと比較すると明らかにGPS高度データログの精度に疑いを持たざるを得ません。どうもGPSでの高度データの測位アルゴリズムに何か問題がありそうな気がします。単純にマルチパスだけの問題ではないような気がするのですがーーー。数mの誤差ではないように思います。

考察3)
同じく水平座標の精度ですが、マルチパス等の影響は十分理解できますが、道路を歩いた実測で見ますと、数mの誤差が認められますし、所々でビル・建物・構築物、地形等の影響によるマルチパス等の影響が頻繁に見られます。カーナビのように、道路以外は走らない、海上・湖上などの禁則条件、車軸の回転データ等をパラメータとして採用可能なアルゴリズムと違い、レアデータでは結構バラツキがでるようです。このような誤差を認めたうえで使用することにしましょう。

余談)最近ゴルフ専用のGPSが見られるようになりましたが、ゴルフのプレーを補助可能な程の精度があるのかは疑問でなりません。私の友人使っており、ピンまでの距離をさかんに測定してますが軍事用ならともかく、民生用で数ヤードの精度が出るものでしょうか?

ウォーキング&トレッキングに携行するデータロガーについて

ウォーキング&トレッキングに携行するデータロガーについて

これまでも静岡県遠州地方を中心とした周辺の低山を歩いてきましたが、最近GPS Logger を入手し、あちこちのトレッキング・ウォーキングの軌跡のデータがたまってきたので、少しまとめてみようと思います。まずは、私がトレッキングに出かけるときに携行するデータロガーギアを紹介しておきましょう。

GPSロガーです:
Wintec社製 WPL-200 LX:GPS Data Logger:  --- (1)
  http://www.gpsdgps.com/product/pr_wintec_wpl-2000.htm

徒歩、自転車などの低速移動はもちろんバイク、車等の高速移動体でのログも可能です。飛行機移動での実験にトライしてみましたが、設定のミスでまだ確認できてません。

次に:
SUUNTO社製 X6: 高度計(気圧変化型)、コンパス付き腕時計  --- (2)
  http://www.flcorp.co.jp/watch/X6.html

 この時計は移動中の高度変化データを逐次記録しパソコンのシリアルポートを経てグラフ化が出来るのです。国産の時計もこういう細かいデータ処理に対応出来るものができるといいのですが。

万歩計ですが:
OMRON社製 HJ-710IT 万歩計  --- (3)
  http://www.healthcare.omron.co.jp/product/basic/47

このモデルはUSBを経由しパソコンでデータ管理できるように設計された優れ物で、オムロン社製の体重計とBluetoothでリンクされ体重データと共にデータ管理できます。
但し、SUUNTO X6と同様にユーザ数が限られるのかこのモデル以外に発展する様子がないのが残念!

デジタルカメラは:
Panasonic社製 LUMIX DMC-TZ7  --- (4)
  http://panasonic.jp/dc/tz7/

私は山に持っていくデジカメはパナソニック社のデジタルカメラ LUMIX DMC-TZ7 を愛用しています。光学12倍ズームが可能なこととハイビジョン動画が可能なことがポイントですが、ポケットに入るコンパクトサイズでありながらこの機能には満足しています。これ以上大きいと山登りの途中でリュックをおろしてということになりますが、この大きさが、ポケットから出してすぐ撮れるサイズの限界でしょうね。電源アダプタで直接充電できないのが残念ですが。

これらデータ集積ギアによって集められたデータをパソコンに取り込み加工したデータを順次紹介して行くつもりです。