2011年5月28日土曜日

宇連山への棚山からのアプローチ(裏宇連山)

2011/05/08(日): 宇連山(929m)への棚山からのアプローチ w/ F氏・H氏・M氏

久しぶりにF氏・H氏・M氏を交えた4人での宇連山(929m)です。今回は通常の愛知県民の森からのアプローチでは面白くないとの意見がありR257を長篠で県道32号線を経て鳳来寺山を右に見て海老川を北上、新城市川売 (かおれ) 集落を目指します。この川売は梅で有名なところです。
この川売集落を過ぎ林道棚山線に入るが一応舗装されているもののかなり荒れており、所々落石などもあり道路に散らばっているので注意しながら進む。林道終点はゲートが閉まってこの先車では進めない。荒れた作業小屋がありその手前に車5台ほどが駐車可能なスペースがある。


このゲート脇に、案内板があるがそこから棚山高原に向かう登山道を入っていく。かつではこの棚山高原にバンガロー村のようなものがあったのだろうがすべて荒れており崩壊寸前。


更に進むと鳳来寺山分岐の先に「瀬戸岩」がある。棚山高原の南西端が鋭い崖になっており、突き出した岩から玖老勢方向の集落が一望できる。鳳来寺山の「鷹打ち場」のような岩の突先であるが、ここも高所恐怖症の方々はご注意。


この瀬戸岩を過ぎ、進路を北東に取り宇連山を目指す。途中棚山山頂があるはずだが、760mポイントが棚山だと思うのだが、758mポイント付近に「ここが棚山山頂」のサインがあったりで判然としない。愛知県民の森からのアプローチの「棚山分岐」に近付くにつれ登りが急になっていく。宇連山頂はいつもの通りだが、下山は宇連山山頂の北側をぐるりと巻くような形で別ロートを下ったが、こちらはあっけないほど平坦な下り道でした。


9:13 ゲート前駐車場発
10:00 瀬戸岩
12:08 棚山分岐
12:26 宇連山山頂
12:52 山頂発
14:07 駐車場着
総経過時間4:55、水平移動距離 10.0Km

カシミール3Dの25,000分の1の地図で見るともう少し全体像がわかるでしょうか。


例によってSUUNTOとGPSのログデータから起こした、時刻対高度のグラフです。


最後に歩数計のデータです。

愛知県民の森外周尾根踏破!

2011/04/22(金): 愛知県民の森外周尾根踏破!  w/ F氏

以前のブログにも書きましたが、私は「愛知県民の森」をよく歩いております。何度も俳諧しているうちに、徐々にここの全貌が見えてきました。加えて、公園内に設置してある案内図、管理事務棟で配布しているガイドマップなどの情報収集が充実し、この「愛知県民の森」の外周尾根を踏破することを今年の目標のひとつにしてきました。実は、これまでも何度か途中ギブアップしてきたのですが、その大きな理由は「時間」です。外周踏破となると約7~8時間を要することになるので、季節によっては日没が迫り、タイムアップとなることが何度かありました。山の夕暮れは早いし、特に一人で山に入っている時には、午後の日が陰る頃は結構心細いものです。今回は春先の早朝から動き始めようと計画しておりましたが、いざ決行となると、なかなか天候に恵まれません。何度かのパスしたあと、晴天とは行きませんが、この日にようやく決行することにしました。


同行はF氏。彼はLegoとPIC (Peripheral Interface Controller;マイコンです)で動く”Lego & PICおもちゃ”(失礼)を開発している趣味人ですが、自分で開発したクリックメトロノームを使い、自宅階段をトレーニングルームとして自身のフィジカルをパワーアップして今回の「愛知県民の森外周尾根踏破」に合流。
朝が早いといつもは約1.5時間弱を要する道のりも、ほぼ1時間強で到着できました。R257~R151 to North は朝夕そこそこ混むのです。特に今頃は第二東名の工事関係車両で田舎道といえどもそれなりに混みます。

愛知県民の森の駐車場に到着後すぐにキャンプ場を横切り、南斜面へとアタック。すぐに「不動の滝展望台」に到着。朝早い時点での新緑の眺望はなかなか得難いものがありますし、新芽のにおいも心地良い。その後、南尾根展望台、北尾根分岐の744mポイントには10:30前には到着。順調。


急傾斜の北尾根展望台についたころから雲があやしくなり、ちょうど北尾根から東尾根に入るころにポツポツと雨が落ちてきました。このまま雨が続くようならば東尾根の途中から下山しようと決断したのですが、東尾根展望台につくころには何とか持ち直してくれました。東尾根展望台を過ぎたあたりから、そこそこ疲れがたまり足取りが重くなります。5時間以上歩き通しなので無理もありませんが、F氏の方は「メトロノームトレーニング」の効果が著しいようで、軽い足取りで登ってました。
この東尾根はシャクナゲ尾根にはいるまで、結構な岩場の連続で高所恐怖症の人にはお勧め出来ません。

結果、ほぼ7.5時間の行程でした。水平移動距離は、GPSデータから12.32Km。
結構疲れましたが、3時には何とか戻れたので、モリトピアの「立ち寄り湯」に入って汗を流しスッキリとして帰路につくことができました。この「立ち寄り湯」は11:00~15:30までで、受付を15:00迄ということになってます。因みに¥400でした。(温泉ではありません)


6:30 自宅発
7:30 県民の森駐車場着  さすがにこの時間だと早い
7:35 同 出発
7:55 不動滝上展望台
8:30 南尾根展望台
10:40 北尾根分岐 (744mポイント)
11:30 北尾根展望台
12:40 東尾根展望台
15:00 県民の森駐車場着


尾根歩きですので、SUUNTOの高度ログからもわかるようにとにかく大小さまざまなピークを越えていきます。登り一方の通常の山登りなら一体どのくらい登ったことになるんだろう?とF氏から疑問が出ました。GPSデータのログがあるので、高度データの差分をとりその合計を出してみました。

累積登坂高度:2,303m
累積下降高度:2,262m

差が41mありますが、これは累積誤差と思われます。もともとGPSデータの垂直高度には何かしら弱点がありそうで、精度としてはまあこのくらいでしょう。何せ民間に開放されたフィルタがかかったシステムですので、軍用精度には遠く及ばないと想像できます。
感覚的には2,262m登ったということでは無いようで、すべてのデータの積算だけでは実体とは違うような気がします。1m/毎秒のような細かいアップダウンが100mの間に続いたとするとアップだけのデータからは100m登ったことになってしまいます。10秒以上連続して登りが続くとか、10m以上の登りとかの実体に即した積算が必要なのか?とはF氏の見解です。

最後に歩数計のデータです。
山歩きだけで25,000歩。よく歩いた!

2011年5月27日金曜日

八高山(832.2m)

2011/04/14(木): 八高山(832.2m)  w/ F氏・H氏

今回は静岡県中部を走っている「大井川鉄道」、通称「大鐡」を利用しJR金谷駅で大鐡に乗り換え、大井川沿いに福用駅まで行きます。陽気の良い季節の週末ともなると金谷発10時のSLに乗る家族連れで大賑わいです。季節にもよりますが一日に2~3往復程運転しているようです。山が目的の私たちはこれまで何度も来てますが、さすがに10時までは待てないので残念ながら乗ったことはありません。
この大井川鉄道はSLをイベント的な一時的な運転ではなく、蒸気機関車の「動態保存」目的に毎日運転されており結構好事家(乗り鉄)の間では有名です。またJRをはじめ全国の鉄道会社から払い下げられた車両を使っているのでこれまた実に多彩で懐かしい車両を見ることができます。
さて、福用駅の桜です。


福用駅の駅舎横にあるお店の人の話によると、もう100年以上は咲いているという古い大きな桜の木があり見事な桜の花を見ることが出来ました。この駅舎の中に、福用駅から八高山へのルート案内図がありますので参考にしてください。

福用駅から約2時間で馬王平と呼ばれる広場に到着します。いつもここで一息入れるのですが、今回は思わず息を飲んでしまいました。八高山に向けて山肌が一面木が切り倒されており、何で一気に伐採してしまったんだろうと未だに謎のままです。よく見るとある一部分だけ数本だけポツンと残されて一角があります。何故だろうと近づいてみると小さな石の祠が残されてました。おそらく「山の神」でしょう。土地の林業従事者がここの木を切り倒すことを拒んだんでしょうね、多分。


山頂の手前には「白光神社の奥の院」があります。名前が”八高”と”白光”で同じなのですが何故なのかは要調査です。更に15分ほど神社の奥をまいて登っていくと八高山の山頂に到着します。山頂はさほど広くはないですが南側と北側に展望が開いておりなかなかの長めです。冬場の晴れて澄んだ空気であれば富士山も望めます。

GPSログデータを見ると国土地理院の「ウォッちず」1/12,500地図上の登山道とずいぶんズレがあります。これは歩きながら時々GPSデータと手持ちの地図を比較してるのですが、その時から気になっていました。国土地理院も足で歩いた実測で地図を作製しているわけではないので致し方ありません。航空写真から当たりを付けて人間の目で補正しながらの作業だと聞いたことがあります。

それと、帰り道に選んだ分岐付近(地図上で557mポイント)で行きも帰り共に大きく軌跡がずれてますが、詳細にデータを精査するとGPS衛星が捕捉出来てないところがあります。557mポイントの山が影響しているのかな?と思われますが、山道では衛星を捕捉出来ない事はよくあります。

福用駅前を出発するときにGPS位置データを確認したときにも一寸違和感があったのですが、後でログを再確認してみると、地図上の福用駅はプラットホームの位置で、駅舎はもっと南に位置しているように思われます。もしかすると駅舎の位置が建て替え等で変わった可能性は否定できません。


SUUNTOの高度データログと、GPSログデータから起こした高度推移データを比較のため作ってみました。ご参考まで。

8:28 浜松駅発  金谷着 9:07
9:17 金谷発    福用着 9:39
9:45 福用駅出発
11:46 馬王平着
12:43 八高山山頂着
13:07 山頂発
13:45 馬王平着
14:06 分岐通過
15:00 福用駅着
15:33 福用駅発  金谷着 15:58
16:13 金谷発    浜松着 16:52

2011年5月26日木曜日

尉ケ峰~富幕山縦走Door to door ツアー

2010/10/26(火)尉ケ峰(433m)~富幕山(563.2m)縦走Door to door ツアー

前々から「Door to door」のウォーキング、「海抜0mからの山歩き」をテーマにチャンレンジしてきました。とはいえなかなかこの条件に合う目的地は少ないのですが、遠州地方で最もポピュラーなウォーキングコースの尉ケ峰(433m)、富幕山(563.2m)の縦走をご紹介します。テーマは「Door to door」ですので、玄関から歩いて出発し、勿論帰りも歩いて帰らなければなりません。さすがに全行程を徒歩という訳にはいかないので今回は遠州鉄道、天竜浜名湖鉄道、遠鉄バスを使い、それ以外を歩くことにします。

今回の8時間40分の全行程をSUUNTOの高度ログデータで俯瞰してみましょう。
http://www.suunto-japan.jp/


天竜浜名湖鉄道「浜名湖佐久米駅」から尉ケ峰~富幕山~奥山に至るルートログです。

 写真は尉ケ峰の頂上にあるイノシシ親子の前から浜名湖の遠景を望みます。この尉ケ峰の頂上直前には「シシおどし」という鎖場がありますがそれにちなんだ置物です。

この尉ケ峰からは浜名湖、浜松市中心街の全体を望むことができます。かすかに霞んではいますが「アクトタワー」をはっきりと確認することができます。

この日は秋晴れに恵まれ、富幕山の頂上にあるNTTのマイクロウェーブの中継タワーと青空が見事でした。

今回の全行程のログをGoogle Earth上に載せてみました。結構歩いていることが分かります。


  7:05 自宅出発
  7:40 遠州鉄道小松駅着(徒歩)
  7:44 小松駅発(電車)
  7:57 西鹿島駅着(電車)
  8:10 西鹿島駅発(天竜浜名湖線)
  8:49 浜名湖佐久米駅着
  8:52 同駅出発
  9:50 引佐峠
10:55 尉ケ峰山頂着
11:12 山頂出発
12:05 風越峠
13:12 富幕山頂着
14:15 奥山バス停着(遠鉄バス
14:21 奥山バス停発(遠鉄バス
14:49 百里園バス停着同駅発(徒歩)
15:45 自宅着(徒歩)


Door to door だと一般道も歩くのでとにかく歩数が確保できます。まぁよく歩いた。

私の本棚~山と地図・GPS

山と地図・GPSに関する書籍をリスト化しておきます

<山ガイド編>

「三遠南信(三河遠州南信州)の山歩き」
    三河・遠州・南信州の55のコース
    あつた勤労者山岳会 小谷哲治・中津川哲司著
    風媒社 刊  ¥1,505 + TAX  ISBN4-8331-0068-1

「静岡県の山」
    新・分県登山ガイド21
    山と渓谷社 刊  ¥1,500 + TAX  ISBN4-635-02321-4
「愛知県の山」

    新・分県登山ガイド22
    山と渓谷社 刊  ¥1,500 + TAX  ISBN4-635-02322-2


<地図編>

「カシミール3D」
    パーフェクトマスター編 CD-ROM 2枚組
    山と風景を楽しむ地図ナビゲータ
    杉本智彦 著 実業之日本社 刊 ¥2,600 + TAX ISBN4-408-00787-0

「地図の読み方」
    2万5000分の1入門講座
    平塚晶人 著 小学館 刊  ¥1,600 + TAX ISBN4-09-366111-1

「山岳地形と読図」
    山岳地形の見方と地図、コンパスを使ったナビゲーション
    ヤマケイ・テクニカルブック 登山技術全書8
    平塚晶人 著 山と渓谷社 刊  ¥1,800 + TAX ISBN4-635-04328-2


<GPS編>

「最新GPS活用術」
    ナビゲーションマイスターになる
    村越 真 編 山と渓谷社 刊  ¥1,700 + TAX ISBN4-635-15021-6

「GPSかんぺき」
    これでGPSは使いこなせる! CD-ROM付
    ハウツーGPSの完全版
    POUDER GUID編集部・監修 パウダーガイド社 刊
    ¥1,329 ISBN978-4-903275-10-9


<街道編>

「姫街道を歩く」
    浜松市文化財ブックレット2
    2009/3/27 発行
    浜松市生活文化部生涯学習課(文化財担当)
    
    

浜石岳(707.1m)

2011/01/26(水): 浜石岳(707.1m) w/ F氏、H氏

日本の大動脈の東海道は、静岡付近で非常に狭いところを通っているのをご存知でしょうか?台風シーズンには由比PA付近で東名高速に波がかぶって下り車線が通行止めになることもしばしばです。特にこの由比付近は海側に断崖がせり出しており、東名高速、新幹線は海中に打ち込んだコンクリートパイルに支えられた高架です。さらに、国道1号線、JR東海道線がひしめく日本の大動脈、いや日本の「頸動脈」状態で、非常に脆弱な状況と言わざるを得ません。原子力発電所の脆弱性が話題になっている今日この頃ですが、日本の東西をつなぐこの「頸動脈」にも対策の目が届いてほしいと思うのは私だけとはおもえないのですが。

さて、旧東海道はこの由比付近では断崖の上を通る細い旧道の町並みが残っており、「薩埵(さった)峠」は旧東海道でも指折りの難所とされていました。


次は、現在の薩埵峠から見た富士山です。

この写真も薩埵峠からのショットと思われます。薩埵峠には車で入れますし駐車場もありますので一度カメラを片手に出かけてはいかがでしょう。
この薩埵峠の北に浜石岳707.1mがありますが、晴れた日ならば、目の前に富士山が迫ってくるのがこの山の醍醐味なのです。過去何度もこの山から富士山を見ようとチャレンジしてきましたが、なかなか富士山は顔を見せてくれることなく、実に残念な結果が続いておりました。言うまでもなく空気の澄んだ冬のシーズンが狙い目なのですが、なかなか「日本晴れ」というのは望んでも簡単には手に入らないものですが、この日は直前にえいっ!と決め、ようやく日の目を見ました。
F氏、H氏同行。

この浜石岳のアプローチは、主なものではJR由比駅から旧東海道を南下し薩埵峠を経て由比町境界沿いに浜石岳を目指すルートか、あるいはJR由比駅からやや北上し「由比西山寺」経由「静清庵青少年野外活動センター」を経て頂上を目指すルートがあります。今回は薩埵峠を避け簡単な西山寺ルートとしました。このルートはミカン用の農道がずっと続いており、ほぼ頂上の直下まで車で入ることが出来るので、頂上には家族ハイキングの人たちもたまにはいます。この日JR由比駅前で出会った山 (Old?) ガール御一行様は、タクシー乗り場からご出発です。下山するときにもすれ違いましたが、前述の野外活動センターまで「お迎えタクシー」を2台連ねて下山して行かれました。おば様たちは重たそうな望遠を付けた高級一眼レフを携行されてました。わかるのかしらん?!

途中で撮影した富士ですが、すでに北からの湿った空気が富士山頂に当たり始めています。午後になれば曇りがちになることは想像に難くないので足が速まります。


予想通り山頂に着いた時には山頂に雲がかかってしまいました。出張で頻繁に新幹線で東海道を往復していた時には、いつでも富士山が見えるような気がしてたのですが、いざ自分でカメラに収めようとすると、完全な富士山の写真をおさえるのはそう簡単ではないことを知らされました。今できることは今やらないと!
下山してから由比漁港直売所に向かいました。ここは桜エビのシーズンには生の桜エビがおいてありそのままわさび醤油で食べるとうまい!但し、この日はシーズン前で桜エビは残念ながら生は無理で冷凍でした。春漁が3月末から6月上旬、秋漁が10月末から12月末と漁の期間は決まっているようです。
  http://www.jf-net.ne.jp/soyuikougyokyo/p_tyokubai.html

さて、今回のログです。総行程:6時間(登り3時間、下り2.5時間) 
* 地図はクリックすると大きくなります。右クリックで「対象をファイルに保存」でコピーできます。


いつもながら、標高が1,000m未満の山歩きですが、この浜石岳もそうですがアプローチがほぼ海抜0mからの登りですのでほぼ700mを登りきることになります。ほとんどが舗装された農林道を歩くのであまり好まない人もいますが、目前に富士が望める絶景ポイントはやはり魅力です。

 8:56 JR由比駅下車
 9:06 駅前出発
 9:25 コンビニにて昼食調達
11:00 野外センター分岐(登山道登り)
12:00 浜石岳山頂
12:30 下山開始
12:40 野外センターへの分岐(林道を下る)
13:00 野外センター通過
14:45 漁港直売所着
15:00 JR由比駅着
ご参考までにGPSデータからの高度データです。

満観蜂(470m)・花沢山(449.2m)

2010/12/18(土): 満観蜂(470m)・花沢山(449.2m) w/ F氏、M氏

この満観蜂は、静岡市を中心とした県中部の人々に親しまれている手軽なハイキングコースです。その名が示すように山頂からは静岡市街と富士山が眼前に広がる絶景ポイントです。この南には高草山(501.4m)があり、健脚の人はこの高草山と満観蜂のセットで登る人も多いようです。今回はこの高草山をパスして日本坂トンネルの真上に位置する花沢山と満観蜂のセットで登ってみました。最寄りの駅はJR焼津駅ですが、今回は車で「花沢の里」の公共駐車場を利用します。国道1号線からのアプローチが一寸分りにくいのですが日本坂トンネルの手前をすぐ左折です。「花沢の里」の看板がいくつかあるのでそれに沿って行けばわかります。週末には駐車場はそれなりに混みます。午前中ならば問題ないでしょう。
  http://www.city.yaizu.lg.jp/kanko/info/1-2-3.html

山頂は広場になっており目の前に富士山、冬場の晴れた日には雪をいただいた聖岳、光(てかり)岳などの南アルプスの山々が遠くに見えます。


今回比較のために NEX-5A でも撮ってみました。やはり光学3倍ズームでは遠景を引き寄せるのは無理ですが、絵の深みが違うようです。


花沢山(449.2m)は日本坂トンネルの真上に位置しているため途中で東名高速を真上から俯瞰しているような気分になります。山としては意外にきつい登りで満観蜂、高草山より登りでがありますが山頂は残念ながらほとんど眺望はありません。


多くの人が訪れるコースですので、登山口などの案内図は整備されています。
以下に今回のログデータを示します。
総行程:4.5時間弱(登り2.5時間弱、下り2時間弱)

   9:10 花沢の里駐車場着
 9:20 同発
10:00 鞍掛峠
11:45 満観峰頂上着
11:05 同発
11:55 日本坂峠
12:35 花沢山
12:00 日本坂峠
14:00 花沢の里駐車場着

少し、時間があったので焼津IC近くにある「焼津さかなセンター」でマグロのさしみ他夕食の材料を仕入れて帰途につく。
  http://www.sakana-center.com/

私は山に持っていくデジカメはパナソニック社のデジタルカメラ LUMIX DMC-TZ7 を愛用しています。光学16倍ズームが可能なこととハイビジョン動画が可能なことがポイントですが、ポケットに入るコンパクトサイズでありながらこの機能には満足しています。これ以上大きいと山登りの途中でリュックをおろしてということになりますが、この大きさが、ポケットから出してすぐ撮れるサイズの限界でしょうね。電源アダプタで直接充電できないのが残念ですが。

2011年5月19日木曜日

愛知県民の森 南尾根~宇連山(929m)へ

2010/11/30(火): 愛知県民の森 南尾根~宇連山(929m)へ w/ Solo

私は静岡県浜松市に住んでいるのですが、愛知県の山々を歩くのが好きです。その理由のひとつは、静岡県の山々(もちろん近郊に限りますが)に比べ、愛知県山々(三河地方の近場だけですが)は割と「岩場」が多いように思うのです。もちろんハーケンとザイルでアタックするような所ではなく、あくまで雰囲気が楽しめる「鎖場」程度のものですが、それでも高所恐怖症の友人は行きたがりません。写真は愛知県民の森南尾根の途中の岩場です。

その中から、今回は「愛知県民の森」を紹介します。ここはJR飯田線「三河槇原駅」近くにあり「モリトピア」と呼ぶ宿泊施設とレストランが併設された管理棟のある、キャンプ他の野外活動の基地になっており、シーズンともなると小中学生のキャンプで大賑わいです。

その名の通り森林型の公園ではありますが、川あり滝ありの散策の他にこの「モリトピア」から宇連山(929m)を目指すコースが一般的です。管理された施設ですので多くのコースが用意されていて、体力、経験に合わせてチャレンジできます。滝尾根コース、滝沢コース、国体コース、その他たくさんの分岐があります。これは言いかえるとどこからでも引き返せるということで安心です。管理事務所で「案内図」を入手することができます。
以下の「案内図」は緯度経度を入れてみましたが、完全な縮尺ではないので微妙にズレがありますのでそのつもりでご参考にしてください。


最初は、これらのコースを登っていたのですが宇連山に登らずにこの「愛知県民の森」の外周の尾根を踏破してみようと思い立ちました。すでに何度かやってみたのですが、結構な時間がかかりいつも途中で断念しています。この外周尾根コース踏破についてはまた別の項でレポートすることにしてまずは「宇連山」のレポートです。
夜に天気予報をみたら翌日は晴天とあったので一寸気持ちが動き夜のうちに準備をすませ早朝6:30自宅を車で出発。渋滞の時間を避けたおかげで7:45愛知県民の森の駐車場到着。まあこの時間だし、昨日月曜は閉館日なので誰もいないだろうと車を近付けたら、なっ!なんと、機動隊の装甲車と警察の赤パト信号をのせたバンが駐車場に整然と且つずらりと並んでいるではありませんか!事件?!モリトピアに立てこもり?!一瞬駐車場に車を入れることを躊躇してしまいました。でも検問も無かったしキープアウトの黄色テープも無かったし清廉潔白の私は、グイッと車を入れました。結構、勇気が要るものです。
添付写真参照。

結局、愛知県警機動隊のキャンプ研修?らしく南斜面の方でテント多数発見。朝食準備中でした。今日の外周コースのスタートは南斜面の登り口からですので、彼らのキャンプの真ん中を突っ切って行かないといけないのです。おはようございます!と声をかけたら朝食待ちの愛知県警機動隊百数十人から「おはようございます!」「おはようございます!」「おはようございます!」------ の大答礼を受けつつ、南斜面にアタック開始!
この日は南尾根から北尾根分岐と周り、宇連山頂上を目指すことにしました。


  7:50 モリトピア発
8:00 不動滝上展望台 朝食
8:40 南尾根展望台
11:00 滝沢尾根分岐
11:10 北尾根分岐
11:45 宇連山頂
12:10 下山開始
12:45 北尾根分岐通過
12:50 滝尾根分岐通過
13:15 滝尾根展望台
13:45 亀石の滝
14:30 駐車場着
15:45 自宅着

6時間40分、12Km、23,000
一寸時間が掛り過ぎのような気もしますが、途中のポイントポイントで年賀状用の写真を撮るために、一人撮影会をやっていたのです。三脚を立て、構図をとり、セルフタイマーで撮影、更にチェックし、振り出しに戻る?の繰り返しで、結構時間が掛ってしまいました。今回は北尾根に回らず滝尾根コースから下山しました。
帰り駐車場を出ようとしたら、先程の機動隊の大車両列が帰タイミングにばっちりシンクロしてしまい、彼らが先に動き出したので、結局私は最後尾についてしまった!警察関係者なので、一旦停止は「静止5秒?」を確実に守るので大渋滞!!この隊列は151号線の豊橋分岐の三河大野駅の交差点まで続きました。別れてからはついついアクセルを踏み込みがちでした。

最後にいつもの歩数計のデータです。
 

2011年5月17日火曜日

宮地山縦走

2010/11/23(金) (祝)勤労感謝の日 宮地山縦走


私たちの行動範囲の中で現在のところ最も西側のウォーキングルートです。通常は名鉄赤坂駅から歩き始め宮路山(361m)、五井山(454.2m)、国坂峠を経て御堂山(363.5m)、砥神山(252m)からJR三河三谷駅へと歩きます。約5時間半、水平移動距離約16Kmの行程となりました。

この宮路山(361m) 、五井山(454.2m)はさほど高い山ではありませんが、山頂から三河湾がほぼ180°の眺望があり、晴れた日には海面がきらきらと輝き、遠くに行きかうさまざまな船が見えまさに絶景です。東海地方ならではの「海と山の絶景」。まさに贅沢です。

宮路山の山頂には「宮路山聖跡」の碑があり、大宝2年(702) 持統上皇の行幸の際、あまりの絶景にこの地に仮の宮を置いたとか、さながらキャンプでしょうか。

宮路山の手前に「宮路古道切通し」のサインがあり「更科日記」他の紀行文にその記述が残されているとのこと。残念ながら、私はこの「更科日記」は未確認です。

宮路山連山は温暖な東海地方には珍しく冷えた冬にはよく雪が積もります。もちろん積雪はさほどではなくうっすら程度ですが雪山気分を楽しむことが出来ます。数年前のクリスマスイブにこんな降雪後の雰囲気を楽しむことができましたが、すれ違ったいくつかのパーティーはちゃんとアイゼンを履いていたことを思い出しました。冬場はやはりアイゼンの準備はすべきでしょうね。

豊川市公式サイトでも紹介されていますので、参考にしてください。
   http://www.city.toyokawa.lg.jp/enjoy/200712110013.html

いつものメンバーでベンチャー企業の社長M氏が祝日だというのにどうしても仕事があり不参加。しかしながら「山梨会」の方はしっかり参加したことは言うまでもありません。

追加ですが、これらGPSデータのログはGoogle Earth にデータをインポートして上空から歩いた軌跡を確認することもできます。

縦走というのはやはりずいぶん歩くものです。尾根から尾根、偽ピークにがっくりしながらよく歩いた。